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まち猫と環境を考える会

 遥か昔、経典や穀物を守るために、海を渡り人によって日本に連れられてきた猫。

 明治時代にペストの流行により、猫がペスト菌を運ぶネズミを退治する事から日本細菌学の父・北里柴三郎が政府に「全ての家で必ず猫を飼うべし」と進言。 これを受けて警視庁告論の中で「菅下一般ニ対シ飼猫奨励ヲ告知ス(家に一匹猫を飼うように)」としています。(明治42.2.6)

 ペストが撲滅した後、放し飼いによる飼育は猫を爆発的に増やし、結果、捨て猫・野良猫が増えました。

野良猫は野生ではありません。

人が野良猫(飼い主のいない猫)を生んだのです。

 近年、飼い主のいない猫(野良猫)に関して、繁殖、鳴き声や悪臭などによる生活環境への影響が問題となり、今や動物愛護だけでは解決できない様々な問題が生じています。
 猫が好きな人も嫌いな人も、また、これまで猫の問題に関心がなかった人も、それぞれの立場で猫の問題について理解を深め、地域のコミュニケーションと何より命あるものを慈しむ気持ちがあれば、捨て猫も野良猫もこれ以上増えることはありません。

私たちの活動を通じて「知り」「感じ」 

そして、社会の中で何が必要で、自分には何ができるのか

「考える」きっかけになれば幸いです。

チーム上尾「まち猫と環境を考える会」

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